ちゃり旅新聞  第百六十号 『北海道最後の雨中走行』
Sunday, August 27, 2006, 07:38 AM - ちゃり旅新聞 151号~160号
          2006年8月17日~8月21日

 大沼のキャンプ場で迎えた朝はどんより曇り空。舗装されていないダートを危なげに走る。
海岸に出ても霧は深く、視界がとても悪い道が続く。霧雨が少し降っていて景色は楽しめない。

        
   ↑大沼のダート道                    ↑海岸沿いは視界最悪

 南に進むにつれて青空が広がってきたが、それでも雲が多い。恵山の頂だけが国道から見える。

 恵山町で一泊、あと1日で北海道一周完了だ!と気合を入れたところで無常の大雨。
風強いし、雨は止みそうになかったが、気合を入れなおして出発。

 道は全て海沿い。だがアップダウンはそこそこある。なにより雨が強く、
視界は昨日よりかなり悪い。風にあおられ右へ左へ・・・。
函館市内に入ると雨は弱まった。石川啄木の像の所で以前お世話になった『も~さん』に
メールをいれると、すぐに迎えに来てくださった。

        
   ↑恵山の頂がちらっと見える             ↑雨風が強い最終日の朝

 も~さんの家に到着し、休憩させていただく。夜にはも~さん手作りの
『鮭のちゃんちゃん焼き』をご馳走になった。
鮭の上にたっぷりの具材をのせ、特製のタレをかけて蒸し焼きにする。
アルミホイルをはがすといい香りが充満した。もちろん味は最高!

        
   ↑も~さんと再会                    ↑鮭のちゃんちゃん焼き

 翌日はも~さんの案内で市内を観光。まだ見ていなかった教会を見学に。
帰り道にはも~さんも最近知ったという月光仮面の像を見学?

              
      ↑函館ハリストス正教会               ↑月光仮面

 その日の夕方、函館山へアタックを開始。最初に函館に来たときには霧で見れなかった夜景、
今度こそ!
楽々と登って行くロープウェイやバスを横目にひたすら登山道を登る。蚊と闘いながら登る。

 函館山の展望台はすごい人の数だった。多少霧がかかっていたが、
なんとか夜景を見ることができた。これで函館に悔いはない。
帰りも登山道。今度は完全な暗闇で、ちょっとした肝試し気分だった。

        
   ↑函館の夜景                      ↑函館山登山道

 北海道では有名なコンビニ『セイコーマート』
約二ヵ月半の間買い物をして稼いだポイントで景品を頂いた。
コンパクト洗剤に自転車カゴガード。さらに新聞ストッカー。色々と旅の役に立ってくれるであろう。

 自転車がパンクしていたので修理をしていたら、奇妙な植物?を発見した。
その奇妙な植物と思われる奴らは集団で前輪のスポークに寄生していた。
何かの芽のようにもカビの胞子のようにも見えるが・・・。
とりあえず『自転車草』と勝手に名付け、そのまま放置。もしかしたら花とか咲くのかなぁ・・・?

           
   ↑景品もらいました                     ↑自転車草

          次号は 『霊場・恐山は硫黄の香り』 を掲載する予定です

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ちゃり旅新聞  第百六十一号 『霊場・恐山は硫黄の香り』
Wednesday, August 30, 2006, 04:50 PM - ちゃり旅新聞 161号~170号
          2006年8月22日~8月23日

 北海道から本州に戻ってきた次の日、霊場・恐山に行くために山道に入った。
学生のチャリダーさんが集団で現れ、まだまだ夏だなぁと感じさせる。
自然あふれる山道では動物たちともよく出会う。最初に見かけたのはカモシカ。
道路を颯爽と横断して行った。

 次にニホンザル。何故かガードレールの下に一匹だけいて、車の流れを見つめていた。

        
   ↑カモシカ                        ↑ニホンザル

 恐山までの道のりはかなりキツイ。自転車を押して歩くのさえ大変な坂道がちらほら。
道の両脇を森に挟まれ、景色は良いのだが・・・。

 恐山には湖があり、これがまた綺麗。透明度がすごく高く、静かな湖面は見ていて飽きない。

        
   ↑恐山へ                         ↑宇曾利山湖

 恐山には硫黄泉が湧いているらしく、硫黄の香りが充満していた。
入山料が取られるのだが、硫黄の温泉に入る事もできる。
岩だらけの地面からは熱い湯気が立ち上る所も多かった。

        
   ↑霊場・恐山                       ↑湯気が熱い

 荒れ果てた岩山に建つ像の周りには石がたくさん積まれ、ペンで色々なメッセージが書かれていた。

 色々と見て周る所が多いのだが、血の池地獄という池はちょっと気になった。
中の岩を赤く塗ってあるだけのような・・・。

        
   ↑寂しげに建つ像                    ↑血の池地獄

 湖近くには賽の河原という所があり、やはり石を積んだ石山が多数あった。

 恐山から先の道はまたしても上り坂。しかも行きより傾斜があり、上れないのでは?と思ったほど。
何とか峠を越え、坂道を気持ちよく下った先に湧き水を発見。恐山の冷水という水で、かなり冷たい。
空いたペットボトルいっぱいに詰めさせてもらって、むつの市街地を目指した。

        
   ↑賽の河原で石積み                  ↑恐山の冷水

          次号は 『奥入瀬渓流・滝めぐり』 を掲載する予定です

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ちゃり旅新聞  第百六十二号 『奥入瀬渓流・滝めぐり』
Tuesday, September 5, 2006, 06:36 PM - ちゃり旅新聞 161号~170号
          2006年8月24日~8月28日

 恐山から下山し、太平洋側を南下し始めたのだが、天気が悪い。霧雨が小雨に変わり、
小雨が雨に変わる。屋根付きのバス停で雨宿りをしながら進む。

 翌日からは晴れて、綺麗な青空が広がる。景色はひたすら草原や沼が広がっていたりする。

        
   ↑雨が降ったり止んだり                ↑綺麗な青空

 十和田市から西へ走り、十和田湖へ行く事にする。
市街地をはずれてすぐの所に道の駅があるので、そこで一泊。
恐山での疲れがまだ尾を引いているのでもう一泊。

 丸一日をのんびりと過ごしていたら、となりの公園でバーベキューをしていた人に豚汁を
いただいた。そして良かったら一緒にお話しませんか?という事でバーベキューに参加。
皆さんとても親切&愉快な方ばかりで、楽しい一時を過ごすことが出来ました。
 みなさんありがとうございました。

        
   ↑みんなでバーベキュー               ↑十和田市のみなさん

 道の駅から先の道は観光名所の奥入瀬渓流を通って十和田湖へ。
緩やかな上り坂を清流を眺めながらのんびり走って行く。
観光バスの数が増え、車の通りも多くなってきた。それに比例して見所も増える。

        
   ↑奥入瀬渓流へ                    ↑石ヶ戸の瀬

 清流の横を走る国道はくねくねと左右にねじれ、道の横は岸壁が静かに続いている。
これで落石注意と言われても・・・。

 やさしく流れている渓流も所々は激しい流れとなる。
なかでも阿修羅の流れと命名された箇所はなるほどなかなかの迫力。

        
   ↑奥入瀬渓流                      ↑阿修羅の流れ

 渓流の脇には数多くの滝が流れている。全部見ていたら相当な時間がかかりそうだ。

   
 ↑雲井の滝             ↑白布の滝             ↑白糸の滝

 渓流と平行して走る国道とはまた別に、遊歩道も設けられている。バス停もいくつかあるので、
気軽に散策できるようだ。その遊歩道を少し歩いて、奥入瀬渓流最大の滝を見に行った。
銚子大滝と名付けられたその滝は、水量豊富で横幅も広く、美しい形をしていた。

        
   ↑奥入瀬渓流の遊歩道                ↑銚子大滝

          次号は 『十和田湖、雨と峠と』 を掲載する予定です

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ちゃり旅新聞  第百六十三号 『十和田湖、雨と峠と』
Tuesday, September 5, 2006, 07:10 PM - ちゃり旅新聞 161号~170号
          2006年8月28日~8月29日

 奥入瀬渓流を抜けるとすぐに十和田湖が現れた。小雨が振り出した湖に、
遊覧船が寂しそうに浮かんでいた。
小雨は次第に強くなり、東屋付きの公園で一泊する事になった。雨は降ったり止んだり。
この先は峠道なので雨は勘弁願いたい。
公園の木は一足早く秋の気配を感じさせる紅葉色だった。でもこの木一本だけ・・・。

        
   ↑十和田湖                       ↑紅葉?元からこの色?

 東屋で雨上がりの夕日を眺めていたら、近所の方がとうもろこしを差し入れして下さった。
夕日を眺めながら食べる茹でたてのとうもろこしは、熱々で美味しかった。

        
   ↑とうもろこし頂きました                ↑十和田湖の夕日

 翌日、とりあえず雨は大丈夫そうなので峠越え。ここは湖の周りだよね?と確認したくなるほどの
坂道が延々と続く。左右を森に囲まれ、湖は全く見えない。あるのは坂道だけ・・・。

        
   ↑十和田湖の峠越え                 ↑十和田湖の峠越え

 峠にある展望台には人気はなく、ちょっと寂しい感じだったが、景色は良い。
でも霧がかかっていて、湖の対岸はうっすらとしか確認できなかった。

 峠を下り、青森県から秋田県に入ったところで雷と共に大粒の雨。
キャンプ場の入り口の軒下で雨宿り。するとチャリダーが1人、
こちらと同じく雨宿りにやってきた。学生さんで、これから八戸市まで今日中に走るのだという。
大変だなぁ。

        
   ↑展望台から見た十和田湖              ↑学生チャリダーさん

 雨が上がった所でもう一度峠越え。十和田湖一番の展望台までの上り坂だ。
かなりの激坂を覚悟していたが、先ほどの坂道よりはまだましだった。
展望台からは十和田湖が良く見え、うっすらと2つの半島が見渡せた。

 展望台には峠の茶屋があり、茶屋丼というのが気になったので注文。
あつあつご飯の上になめこと山菜が乗ったちょっと粘りのあるどんぶりだった。

        
   ↑発荷峠展望台                    ↑茶屋丼

          次号は 『北限の海女』 を掲載する予定です

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ちゃり旅新聞  第百六十四号 『北限の海女』
Thursday, September 7, 2006, 03:14 PM - ちゃり旅新聞 161号~170号
          2006年8月30日~9月1日

 十和田湖の東側をぐるっと周り、南に抜ける。山に囲まれた道を東へ進むと、
にんにくで有名な田子町に着いた。道路沿いの民家には大量のにんにくが干してあった。

 町の中心部にはガーリックセンターという所があり、レストランもあったので昼食。
注文したのはもちろん、にんにくを使った料理。にんにく豚丼に、にんにく餃子。
さらにブルーベリーも特産ということで、ブルーベリーの麺とにんにくの麺を使った冷やしラーメン。
麺の色が紫のブルーベリー麺はほんのりブルーベリー味。にんにく食べて、スタミナばっちりだ。

        
   ↑にんにくが干してある                ↑にんにく料理あれこれ

 8月も終わりに近いが、まだまだ暑い日が続く。きれいな青空に夏の雲。
そこにはひまわりの花がよく似合う。

 山から海へ抜ける道は狭く、時々歩道があるが走りにくい。
特に走りにくいのは秋の味覚が道端を占領している時。

        
   ↑夏!                          ↑栗が大量だ

 海沿いの街に出たところから久々の海岸の道を走る。相変わらず天気が良くて日差しがまぶしい。
しばらく走って行くと、つりがね洞という岩が見えた。大きな洞窟がある岩なのだが、
昔はこの穴に釣鐘型の岩がぶら下がっていたそうだ。
残念な事に明治の津波で崩壊してしまったらしい。

        
   ↑太平洋を眺めながら                ↑つりがね洞

 つりがね洞のすぐ先には、海女センターという所があり、そこは日本の海女漁の
北限の場所なのだそうだ。到着するとすぐに海女センターの方が話しかけてきてくれ、
色々と話をしてくれた。そしてとうもろこしの差し入れを頂く。
みなさんとても面白い方ばかりで、とても賑やかな所だった。
親切にしてくださったみなさん、ありがとうございました。

        
   ↑海女センターのみなさん               ↑海女センター内部

 海女センターを過ぎたところから地獄が始まった。すごい傾斜の上り坂が延々と
ひたすらに延びていた。自転車を押すのもやっとの道を必死に進む。汗が額から大量に垂れていた。

 峠から町に下り、道の駅へ何とか逃げ込んだ。ボロボロの体で休んでいたら、
閉店準備をしていた物産館の人から大量に差し入れを頂いた。
お腹いっぱいの差し入れ、ありがとうございました。岩手県の人はみんな良い人ばかりで嬉しいなぁ。

        
   ↑峠を越えて                      ↑大量の差し入れ、感謝!

          次号は 『激突!リアス式海岸』 を掲載する予定です

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ちゃり旅新聞  第百六十五号 『激突!リアス式海岸』
Monday, September 11, 2006, 04:43 PM - ちゃり旅新聞 161号~170号
          2006年9月2日

 東北は山が多くて大変な道が多いが、中でも大変なのはリアス式海岸だろうと思われる。
しかしあえてリアス式に挑もうという訳で、真っ青な海と空を眺めながら海岸の入り口を目指す。

 途中で徒歩の旅人に声をかけられた。手ぶらなので最初は地元の方かと思ったら、
日本一周をしているというから驚きだ。
車で寝泊りをしながら徒歩で旅するというスタイルらしい。だから荷物は車の中というわけだ。

        
   ↑快晴の太平洋                    ↑日本一周の徒歩ダーさん

 さて、リアス式海岸の始まり。最初は灯りのないトンネル。暗くて最悪。
トンネルを抜けると意外と走りやすそうなシーサイドライン。
でも目の前の道は山の中へ吸い込まれるように消えている・・・。

        
   ↑灯りのないトンネル                 ↑リアス式海岸始まり

 山の中へと吸い込まれていく狭い覆洞の外側には歩道が設けられており、なかなか親切な造りだ。
上から意味不明のツルが垂れ下がっていた。

 親切な歩道と思われた道は罠だった。いきなり道が消え、車道に入らなければならない。
だが、ガードレールと壁の幅は極端に狭く、ママチャリならともかくフル装備のチャリは通れない。
上って来た坂道を戻るのも悔しいので二人がかりで自転車を持ち上げて運んだ。

        
   ↑覆洞の上から垂れるツル              ↑歩道、行き止まり

 トンネルを抜けると長い上り坂の始まりだった。傾斜は想像以上にきつく、道のりも長い。

 坂道の頂上まで上ると視界は開け、さっきまでいた海岸が遥か下に広がっていた。

        
   ↑この傾斜です                    ↑リアス式海岸

 もはや『海岸』ではなく、山道を走っているのと変わらない。
激しいアップダウンの続く道は両脇を森に挟まれて海は一切見えない。

 また一山越えると展望台のように太平洋を見渡す事ができた。そしてまた下って上る。
想像以上の難所だ。自転車で来ることは二度とないだろう・・・。

        
   ↑海岸?                        ↑リアス式海岸

          次号は 『ドラゴンブルーの地底湖』 を掲載する予定です

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ちゃり旅新聞  第百六十六号 『ドラゴンブルーの地底湖』
Wednesday, September 13, 2006, 05:06 PM - ちゃり旅新聞 161号~170号
          2006年9月4日~9月6日

 リアス式海岸から何とか逃げ切り、内陸へ入った。岩泉町には、日本三大鍾乳洞の
1つである龍泉洞が存在する。料金がちょっと高いが、折角なので入ってみる事にした。

 鍾乳洞の中は以外に広く、長い。外との気温差は10℃以上あり、かなり涼しく感じる。
龍泉洞の見所は何と言っても地底湖だろう。鍾乳洞の中には幾つもの地底湖があり、
その水深はかなり深い。なかでも第三地底湖の水深は90m以上。
しかし透明度が40m以上あるので、かなり浅く感じる。

 透明度40mって、沖縄の海より綺麗なのでは・・・?

        
   ↑龍泉洞の内部                    ↑第三地底湖

        
   ↑龍泉洞の内部                    ↑龍泉洞の内部

 龍泉洞から先の道は峠道。盛岡市へ抜ける為に、早坂峠という難所を越えて行く。

 標高600mを越えた所に工事中のトンネル発見。これが完成すると早坂峠は
とても交通が便利になりそうだ。トンネルはまだ工事中なのでもちろん使えない。
ヘアピンカーブを幾つも越えて、標高900mの峠を目指す。

        
   ↑早坂峠へ                        ↑トンネル工事中

 上っても上っても続くヘアピンカーブ。想像以上の険しさに言葉も出ない。出るのは溜め息だけだ。

        
   ↑ヘアピンカーブが続く                ↑ヘアピンカーブが続く

 早坂峠で一泊。翌日は朝から下り坂。盛岡目指して進んで行くと、綺麗な湖が目の前に広がった。
岩洞湖と言う湖で、ダムにもなっているようだ。

 そして盛岡市に到着。街中にある旧盛岡銀行の建物がレンガ造りだという情報を聞き、
見に行ってみた。赤レンガ造りの銀行はなかなかお洒落な感じだ。

        
   ↑岩洞湖                         ↑旧盛岡銀行

         次号は 『自然洞窟博物館』 を掲載する予定です

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ちゃり旅新聞  第百六十七号 『自然洞窟博物館』
Friday, September 15, 2006, 11:06 AM - ちゃり旅新聞 161号~170号
          2006年9月8日~9月11日

 盛岡市から南に進んだ所に面白い場所があるらしい。雑誌で偶然見つけたのだが、
その名もミステリー坂。東和町という町にある坂で、上り坂に見える坂なのに、
ボール等を転がすと、坂を上っていくというのだ。
国道から4km程入った所なのだが、山に入っていく道なので意外と時間がかかった。

 看板には名所ではなく『迷所』と書かれていた。一見上り坂に見える坂道は、よ~く見ると下り坂。
坂の途中から傾斜の高い上り坂になっているので、手前の緩やかな下り坂が緩やかな上り坂に
見えるというもののようだ。
今まで1年以上旅して、色々な坂道を走って来たチャリダーの目は騙せなかったようだ。

        
   ↑ミステリー坂                      ↑ミステリー坂の看板

 岩手県から宮城県へ入る手前で、景色が良いという猊鼻渓へ立ち寄る事にした。
その途中に、幽玄洞という鍾乳洞がある。石灰石で形成されている幽玄洞は、
日本で最古の鍾乳洞であるらしい。売店のお姉さん方はとても親切で、色々と説明して下さった。

 洞窟内は他の洞窟同様に気温が低くて涼しい。中へ進んで行くと、
今までの鍾乳洞よりも迫力のある鍾乳石が多い事に気が付いた。

        
   ↑幽玄洞の内部                    ↑幽玄洞の内部

 大昔は海底にあったという事で、壁面にはウミユリや三葉虫などの生物の化石が
多数見つかっているようだ。パンフレットにあった通りに、自然洞窟博物館といった感じだった。

        
   ↑ウミユリの化石                    ↑幽玄洞の内部

 目当てにしていた猊鼻渓は遊歩道がなく、船に乗らないと楽しめないという事であった。
料金も旅人には高い値段なのでパスして、そのまま宮城県を目指した。

 宮城県へ入って最初に目指したのは奥松島。松島とは対照的なダイナミックな海岸線が続くらしい。
小雨が振り出しているが大丈夫だろうか・・・?

        
   ↑宮城県へ                        ↑奥松島へ

          次号は 『奥松島、雨景色』 を掲載する予定です

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ちゃり旅新聞  第百六十八号 『奥松島、雨景色』
Wednesday, September 20, 2006, 04:32 PM - ちゃり旅新聞 161号~170号
          2006年9月12日~9月13日

 どうもここ最近天気が良くない。日本三景の松島が近いというのに・・・。そんな天気の中、
松島の手前で奥松島に寄る事にした。奥松島は荒波が寄せるダイナミックな海岸線が続くらしいのだ。
だが、松林と堤防に挟まれ、序盤は景色最悪。その先には遊歩道があり、
散策も出来るのだが、あいにくの雨で人は少ない。
というかこの雨の中を散策する人がいたのが驚きだ。
そういう我々も雨の中自転車で走っているのだが・・・。

        
   ↑奥真島への道                    ↑奥松島の散策道

 奥松島には大高森という山がある。頂上が展望台になっているという事で上ってみた。
小雨がシトシトと降り続いていたが、ここも観光客がちらほら。

 展望台にはプロカメラマンが1人、松島群島の写真を撮っていた。

        
   ↑展望台へ                        ↑展望台から見た松島群島

 雨が強くなり、奥松島の奥には行かずに引き返した。雨の松島を通り過ぎ、
ファミレスで雨をやり過ごす。
深夜3時閉店という事で真っ暗闇の中を仙台に向けて走り出した。久々の夜間走行、初の深夜走行だ。

 という訳で仙台には早朝に到着。デパートのフードコートで朝食を食べて仮眠を取る。
雨は降り続き、市内観光をする気は全く起きない。
近くの和菓子屋さんで『ずんだ餅』を買って食べたくらいだ。

        
   ↑深夜の松島を走る                  ↑ずんだ餅

          次号は 『山形県へ!荒木さんとの再会』 を掲載する予定です

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ちゃり旅新聞  第百六十九号 『山形県へ!荒木さんとの再会』
Tuesday, September 26, 2006, 03:10 PM - ちゃり旅新聞 161号~170号
          2006年9月14日

 仙台市からはまた峠越えが始まる。進路を西に変えて、山形県を目指す。
川沿いのゆるやかな坂道を峠に向かって進んで行くと、川原にアヒルがいた。
雨で増水した川をみんなで眺めていた。

        
   ↑アヒル                         ↑峠へ

 峠まであと少しの所で、ニッカウヰスキーの工場を発見。見学が出来るらしいので行ってみた。
ちょうど見学ツアーが始まるところで、観光客の団体と一緒に工場を見て周る。

        
   ↑工場見学ツアー                   ↑工場見学ツアー

 工場内の貯蔵庫には大量の酒樽があり、ほのかにウィスキーの香りが漂っていた。
ウィスキーは造りたての時は無色透明なのだそうだ。何年もねかせる事で酒樽の色が移り、
風味が出るのだという。
アルコールであるが故に長い年月ねかせると揮発して量が減ってしまう。
この減る量の事を天使の飲み分と呼んでいるそうだ。

        
   ↑貯蔵庫見学                      ↑色と量が変わる

 峠は予想以上に激しく険しく、長かった。峠を越えて山形県に入った時にはあたりは薄暗く
なっていて、街に着いた時には真っ暗だった。
山形県にもう一度来た理由は、以前北海道で知り合った旅人の荒木さんに会う為だ。
待ち合わせの場所まで行くと、荒木さんが小走りで迎えに来てくれた。数ヶ月前と変わらない笑顔だ。

 荒木さん宅では、奥さんが食べきれないほどの御馳走を用意してくれていた。
特に美味しかったのは山形の郷土料理『いも煮』だ。

 4人で夕飯を食べながら懐かしい話をたくさんした。
峠越えでの疲れはどこかへ消えてしまったようだった。

        
   ↑荒木さんご夫妻と一緒に              ↑山形の郷土料理いも煮

          次号は 『御輿の祭典』 を掲載する予定です

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